学校の仕事をしている人間として私の目標はもちろんフィリピンで最も優秀な「BEST Academy」を作り上げることです。
自分が考える「Best Academy」とは上手に英語を教える学校であり、そのための上手に教えるA級の先生を育てる独自のシステムを持っている学校です。
その一環として今回「スクールマネージャ」の職を新設することにしました。
手間を必要とするあらゆる変化は好まれませんし、特にその変化で失うものがあるかも知れないと思ったら変化を拒否するのが一般的でしょう。
この抵抗のこの受け皿の役をしながらオフィスの意図を先生に伝えて引っ張っていく役割です。
今までは小さい規模の学校ということもあり(現在約、30人の在籍)、殆どの仕事を校長と副校長(私)だけで担いできました。
これからは仕事が増えたこともあり、またより大きくなるためには学士分野はやはり教育専門家に任せた方がいいと判断しました。
まずは目指すところを見せて指示に従いながらも自らも積極的に意見を出す雰囲気作りが急務です。
これを担保するために今までのHead TeacherをSchool Managerとして格上げし、学士全般に関する権限を与えることにしました。
新しくスクールマネージャになる彼はSPC大学教授として英語を何十年教えてきたベテランで、教育分野に関してはスペシャリストです。
今まで私が担当した部分の多くを彼に与えることで、先生をコントロールできるようにするのが狙いです。
彼の業務は
①新入学生の時間割作り
―これは先生の仕事の量だけでなく給与などと連動するので最も大きな権限であります。恐らくこれで変化に抵抗する先生達もスクールマネージャに従うしかないと思います。)
②先生のトレーニング日程作り
―新人先生の空き時間を把握し、先輩先生の授業を参観させます。先輩先生も空き時間に新人先生の授業を参観させ、授業参観後はレポートを提出してもらいアドバイスをします。
③先生の遅刻及び欠席管理
―やはり私よりはフィリピン人であり、年配の彼の方が先生によりカリスマをもつだろうと期待しています。
④学生の授業態度把握、遅刻、欠席管理
―授業開始後教室を回りながら授業態度チェック、学生の遅刻や欠席管理します。
⑤先生の業務報告書チェック及びFeed Back
―今25人の先生が毎日業務報告書を出していますが、今は目を通す感じに過ぎないのでこれをよりしっかりチェックしピードバックできればと思います。
⑥先生のトレーニング
―今までのように新人先生に1:1で英語の教え方を教える。
⑦先生のテスト実施
―今までは4週に1回先生を対象にテストをやっていますが、これからは2週間に1回のペースで実施したいです。先生たちもテスト結果によって保証されるので実力ある先生は喜ぶのではないかと思います。
⑧教材管理
―レベルテスト結果や学生の留学目的に合わせ適切な教材を選定し在庫を管理します。
⑨デモクラスの日程
―新人先生の公開授業スケージュル管理及びそのピードバックをします。
⑩先生の賞罰管理
―授業態度や学生アンケート、テストなどに基づき先生に賞罰を付与します。
⑪各種書類作業
―SSPやTESDA関連の資料作業をします。
結局、財務と人事分野だけもって残りの分野はそれぞれ専門家に任せることです。
2月からはこの体制なので楽しみです。自分の仕事を専門家に任せることで質を上げると
同時に自分の負担を減らすのが目的ですが、定着するまではもっと仕事が多いと思います。
「学生が留学前に持っていた留学目的が達成できるように最大限サポートする」
この大きな原則がある限り、たとえ試行錯誤はあっても正しい方向に向かっていける筈です。
少しずつですが、これからも「Best Academy In the Philippines」を目指して一歩一歩前進していきたいです。
<ある晴れた日のドミトリー>
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by cipschool
| 2009-01-22 11:36
| CIPエピソード